下丸子の住宅

  所在地:東京都大田区
  用途:個人住宅(夫婦)
  規模・構造:地上2階・木造
  敷地面積:54.89平米・16.6坪
  建築面積:32.8平米・9.92坪
  延床面積:63.0平米・19.05坪
  設計期間:2011年3月-2012年8月
  竣工:2012年3月
  竣工会社:ラムズカンパニー
  プロデュース:ザウス東京店
photo:アトリエフロール
photo:
アトリエハコ

  * Archdaily, AECcafe, arquinauta, Fubiz
  * homify「狭小住宅でも広々とした開放的な住まいにする6つの方法」掲載
       「狭い空間じゃなくコンパクトな空間」掲載
       「狭い家の工夫、マイナスをプラスに変える10の工夫」掲載
       「小ささにアイデアが凝縮する:コンパクト住宅」掲載
       「素敵な空間を持った狭小住宅6選!」掲載

  住宅密集地。
  ほとんど歩行者しか通行しない路地に面した16坪の敷地に建つ、建坪9.9坪の狭小住宅。
  さしずめ空間の柔軟体操とでも言うような「動き」、四方八方への「伸び」を内蔵する家。

  限られた面積のなか、生活空間を最大限確保するため、
  道路や北側からかかってくる高さ制限を躱した最大限の建物ボリュームを設定。
  その中で、異なる天井高さの部屋を縦積みにし、鉄骨螺旋階段でダイレクトに連結することにより、
  廊下の全くない有効率の高いプランを実現した。

  1階には、サーフボード収納を備えた玄関ホール、寝室、子供部屋、浴室。
  2階に、家族の滞在時間の長いLDKを、天窓から自然光が降り注ぐ広々としたワンルームとして計画。
  中間階には、約9畳の広さのロフトを設け、家の「収納力」を高めるとともに、「隠れ家」的な書斎を確保。

  螺旋階段のまわりに、タテ方向の吹抜とヨコ方向の空間の抜けと、それぞれその延長線上に開口を設えた。
  階段の螺旋運動が、空間に動きを与え、
  様々な方向の視線・光と結びついた多彩なシークエンスを生み出すことにより、
  住まい手の生活に活気とリズムを与えることを狙った。

  建物のファサードは、若干凸凹の激しい入り組んだ形をしているが、
  これは、屋根・軒・庇・手摺・壁のそれぞれ異なる方向の直線の重なりによりかたちづくられる姿が、
  建物の前面路地を行き交う人の位置に応じて、異なって形状に見えるようにデザインすることにより、
  「街に対する表情」「ヒューマンスケールへの応答」のようなものを作り出すことを意図した。

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