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国立のガーデンハウス

庭の緑を身近に感じながら、毎日を気持ち良く快適に暮らせることを目指した住宅。
郊外の低層住宅地における、敷地に対する無理のない「建ち方」に倣い、方位を等価に扱い、建物を敷地中央に配置。
建物を構成する4つのウイングは、緩衝空間=隣家との間の適切な距離感を備えることになった。
敷地に現存する高さ7Mを超える既存樹(コブシ)を活かすべく、建物を構成する主要な軸線を敷地に対して45°振り、
玄関ホールからリビングに向かう動線の真正面に既存樹(コブシ)が見えるよう、視線を整えた。
二層吹き抜けのリビングの正面に鎮座する既存樹(コブシ)は、春は可愛らしい白い花で目を楽しませ、夏は厳しい日差しを遮り、秋冬は葉を落とし日光をリビングに導く。
物理的にも精神的にも、いわば家族の生活を見守る大黒柱であり、生活の焦点である。
建築竣工後の現在も、計画の要となるガーデンは、着々と進行中。
お施主さんご主人が鋭意作業中である。
所在地 :東京都国立市
用  途:個人住宅(夫婦・子供1人)
規模・構造:地上2階・木造
敷地面積:168.65㎡/51.01坪
建築面積:61.04㎡/18.46坪
延床面積:104.30㎡/31.55坪
竣  工:2019年2月
施工会社:(株)大熊工業

Review

施主からの声
KAJA DESIGNという注文住宅の工務店さんに依頼をした際に担当の建築士さんとしてご紹介頂きました。
子供が生まれたばかりで移動は大変でしたが、二週に一度の打ち合わせを夫婦共々毎回楽しみにしていました。
こちらの要望による特殊な形状の間取りを上手く纏めて頂き、サニタリーのタイルなど素材に関するご提案を頂いたり
キッチンバックセットの黒やグレーの絶妙なニュアンスのカラーリングなど細かい部分も素敵に仕上げて下さいました。

住み始めてからもデザインは勿論、各部屋への導線などとても暮らしやすく過ごしています。
個人的にはリビング階段を下りてリビングからキッチンへ向かう時の様子がとても気に入っています。
またコンセプト通り、庭に面したリビングの木漏れ日がとても気持ちよく、デイベッドで良く日向ぼっこしています。

夫婦共々家づくりを楽しむ事ができ、他のお宅への興味を持ったり、また家を建てたいと話したりしています。

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